情報の「見つけやすさ」をデザインするために知るべきこと

この記事では、シロクマ本の「情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計」を読んで学んだことをメモ書きしている。

前提としてユーザーは必ずしも自分がほしい情報を知っているわけではない。逆の場合もあり。
そして見つけやすいデザインをするには、ユーザーの情報ニーズと振る舞いを理解する必要がある。ユーザーのニーズと振る舞いを理解するモデルとして、主に4種類あるので紹介する。

ユーザーの4つの情報ニーズ

既知情報探索=◯◯の情報が欲しいから◯◯で調べよう

ユーザー自身が、探している情報は何か、誰に聞けばよいか、どこで調べばよいかを知っている状態を指す。
例は考えればたくさんあるので簡単に紹介。

  • App Storeで「どうぶつの森」を検索する
  • 渋谷 – 新宿までの片道料金と時間を電車アプリで検索する

探求探索=何か良い情報ないかな

ユーザー自身が、本当に探しているものを把握しておらず、検索やブラウジングのプロセスで自分が何を求めているかを知っていく状態を指す。
探索探求の特徴は「終わりがない」こと。
「正しい」答えに対する明確な期待もなければ、探しているものをはっきりと知る必要もない。ユーザーはいくつかの良い情報を得られれば満足で、それを踏まえてさらに検索を続ける。なので、探索探求の終わりを定義できない。

  • 観たい映画が決まっていないので、Filmarks(映画情報アプリ)で「今日はどんな映画を観ようかな〜」と探す。カテゴリ別で探す場合もあれば、ランキングから探す場合もある。そして、段々と観たい映画が固まっていき、最終的にひとつのタイトルに決定。
  • テレビを欲しいが、これといって欲しいテレビがまだ見つかっていない。なのでAmazonで「テレビ」と検索し、リスト表示の中から選んでいく。左に位置するナビゲーションの「TVディスプレイサイズ」や「ブランド」などから好みを絞っていく。

 

全数検索=あらゆる情報を手に入れたい

ユーザーは、求める情報のみならず、その関連情報をも入手すべく、複数の単語や言い回しで検索を行い、その結果からさらにまたその関連情報を求めるといった行動を繰り返す状態を指す。
このときのユーザーの心理としては忍耐強く、多くの検索をし続けることが特徴としてある。

  • 来月タイに行くので観光情報を手に入れたい。Googleで「タイ 観光」「タイ 観光 穴場」「Thailand trip」などあらゆる語彙で検索して、関連する情報を手に入れる。

再検索=あとで読む用にストックしておきたい

ユーザーが、あとで読み返したいと思ったときにストックする状態を指す。
ツイッターのいいね機能をあとで見返す用途で利用している人もいると思う。「あとで読む」ことに特化したツールのPocketも同じ。

ユーザーの3つの情報探索行動

  1. 検索
    → 検索フォームから語彙を入力すること
  2. ブラウジング
    → リンクからリンクへと遷移すること
  3. 質問
    → お問い合わせフォームやチャットで質問すること